夏の工作:100均一素材で作るマイクラのチェストの作り方
100均素材でマイクラのチェストを作成🔨✨#マイクラ #工作 pic.twitter.com/S715gc3Cb2
— mikan (@mikan3_e) 2022年8月13日
2022年夏に作ったマイクラのチェストの作り方、忘備録として詳細を載せておきます。
メイン素材の箱とマステ黒は手に入らなくなる可能性があると思っていたら、今年も売っていたのでやってみたい方はどうぞ~。
<目次>
1.材料
2.使用した道具
3.作り方
(1)箱を分割する
(2)蓋を作成する
(3)マステを貼る
(4)チェストの金具を作成・接着
(5)開閉可能にする
4.まとめ:作るときのポイントと注意点
※4以降は作成の裏側
5.作成の動機
6.素材探し
7.素材の代用や変更についてなど色々
1.材料(必要素材)
購入場所 購入した品物 × 必要数
・ダイソー 紙ボックス クラフト正方形 ×1個(約19cm×19cmくらい)
・セリア マスキングテープ黒 幅約15mm ×1個
・どちらでも カラーホイルおりがみ 銀色 ×1枚
・どちらでも 色画用紙 125mm×175mm うす茶 ×1枚
・どちらでも A5クリアホルダー ×1枚 ※強度が欲しい場合のみ
※紙ボックス(箱)について
この箱と同じものの場合、マステは内側の縁に追加で貼っても1個で足りると思います。個人的にこの箱のクラフト紙は艶があって、多少の水ならはじきそうな質感が良いと思ったので印刷した紙は貼っていません。
※A5クリアホルダーについて
蓋の開閉による耐久強化のため使用していますが、強度を必要としない場合はなくても完成します。クリアホルダーは使いたくないという場合、画用紙を2枚重ねる等にしてもよいと思います。
2.使用した道具
・カッター
・はさみ
・木工用ボンド 速乾
・手で切れる両面テープ(フィルムタイプ) 幅10mm ※厚みが薄いのが良いかと。
・ふせん ※作業時に使用
・シャーペン(鉛筆でも可)※作業時に使用
3.作り方
(1)箱を分割する
この紙ボックスの蓋を除く部分で大体のチェストサイズになります。
マイクラのチェストの画像を見てみましょう。
大体ですが3分の2が下(本体)で、3分の1くらいが箱上(蓋)になっています。
なので、箱の高さを図り、3分の1のところに鉛筆で印をつけて定規で引くのをぐるっと一周します。(私は上から約4.5cmのところに印をつけました。)
その後、線を引いたところをカッターで切ります。
※ここから以降を含め、カッターを使うところは漏れなく大人でも怪我をしてしまいそうな作業になります。
十分な注意を払って怪我をしないようにして、楽しい工作にしましょう。
やり始めは力が入ると思いますが、途中からはそこまで力を入れすぎずとも切れますので力加減は弱めを意識して作業します。
※実は切り離さない案もありましたが、その場合はマステを貼るのが難しくなりそうなので私はやめました。でも、マステ貼りと強度の問題が解決できればうまく作る方法があるかもしれません。一体型にする場合は画用紙とクリアファイルは用意しなくても良いかと思います。
切り離したら必ずそのままの位置がわかるように、4つのどこか1面にふせんをそれぞれ貼ります。言葉の説明は難しいので画像を見てください。
※これは切り口がギザギザだったり、歪んでしまったり、斜めであればあるほど必要な作業です。
切り口には後でマステを貼るのですが、既に切っていて基本的な歪みは修正できません。でも、もともと一つのものなので切り口はちゃんと合います。これが回転して位置が変わってしまうとかみ合わなくなるので、それを防ぐために、ちゃんと元の位置がどこかわかるようにふせんを目印にしています。ぶっちゃけ、ふせんがなくてもわかる場合はつけなくても良いです。
ちなみに、外から見て、一番きれいに切れているところを正面に持ってくるときれいに見えるので私の場合は正面にしたいところの内側に貼っています。
貼る高さは今後の作業があるので、端過ぎない場所、中間地点がベストです。
(2)蓋を作成する
切り離した3分の1側に、もともと蓋としてついていたものをカットしてチェストの蓋を作ります。
元々の蓋になっている四隅をカッターで切ります。(↓下の写真が四隅を切った状態です。)
本体から切り離した3分の1にあたる部分を、元々の蓋平面部分に合わせて、鉛筆等で切るラインをL字のように印をつけます。(写真の青いほうはもともとのラインにぴったりと合わせて、赤いL字のほうに鉛筆等の印をつけます。赤いL字のほうはもともとのラインより少し内側になるはずです。)
あとはカッターで要らない部分を切ります。
※この切り離した部分の一部をチェストの金具部分に使いますので、4辺のうち、1辺だけはきれいに切ることを意識しましょう。
切れたらくっつけたい部分に木工用ボンドを少量載せて、上部分とくっつけます。
これだけだと強度的にすぐ外れそうなので、形を整えたら、内側の4辺にボンドを隙間なくつけて乾燥させます。
※私は会社がありましたので、翌日の夜まで放置しました(笑)完全に乾くのを待ってから続きの作業を行うほうが安全です。
↓ちゃんと乾くと透明になります。
(3)マステを貼る
※蓋、本体共に貼り方は同じです。
まずは正面の位置から見て、横の部分を貼ります。縁から少し(3~5mm程度?)でるくらい内側から反対側の内側まで切らずに貼ります。
次に↑写真の①で、マステは内側から側面→上面、上面→側面から内側まで切らずに貼ります。
※ポイントはクラフト紙が見えないように若干角に被るような貼り方にするとマステがキレイに見せてくれます。
手前と奥の2か所同じように貼ります。それから正面から奥へ同じように左右の2か所を貼ります。
後は切った縁の部分(↑上の写真だと赤い幅のほう)です。これは外から見た時、マステの半分の幅になるように貼ります。
※マイクラのチェスト画像を良く見てください。黒い縁は本体側と蓋側が重なった状態で他のところと同じくらいの幅になるからです。
また、こうすることで切り口から少し内側にもマステが貼れます。
本当にマステがすべてを解決してくれる!くらいの勢いできれいにしてくれます。丁寧に貼りましょう。
(4)チェストの金具を作成・接着
2で切り離した1辺を蓋と本体を合わせた状態で、「チェストの金具ってこのへんにこのくらいの長さだよなー」って感じで、マイクラのチェスト画像と見比べつつ、長さを決定します。
※申し訳ないのですが、サイズは記録してないです。感覚で作りました…。
※チェストの金具が本体側のマステより少し飛び出るようにすることと、金具上辺と上蓋の上マステまでの幅をマイクラの画像の比率に近くなるように気をつけました。
爪でちょっぴりあとをつけて、カッターで切り離し、はさみで端を整えます。
切り離したものを実際にあててみて、ちょうどいいか確認しましょう。
※もし短すぎたら、余った切れ端はまだあるので、もう一回作り直せばOKです。
長さがちょうどよくなったら銀紙を貼ります。銀紙の4分の1くらいあればきれいに包めるサイズかと思います。(すみません。これも感覚で適当にやりました…。)
紙を貼るのはボンドだと水分でふにゃふにゃになってしまいますので、両面テープを使って貼り付けます。もちろん、表がキレイになるように貼りましょう。
蓋の正面を確認、開閉も手で固定して確認したら、ちょうどよくなるようにチェストの金具を当てて位置を確認します。さきほど長さを決定したときと同様です。
位置がこの辺と確認できたら、金具が蓋に接している部分(上半分)だけ木工用ボンドを塗って貼り付け乾かします。
※上半分のギリギリまでボンドをつけず、ボンドは少量にしてはみ出ないようにつけるのがポイントです。つけたら完全に乾くまで待ちましょう。
※私は会社があるので更に次の日の夜まで放置しました(笑)完全に乾いてから次の作業をするのが安全です。銀紙は乾きにくそうなので注意してくださいね。
完成品の写真を参考までにどうぞ。
(5)開閉可能にする
ちなみに、もうほぼ完成していますので、開閉タイプにしなくても良いという方は作業をやめてもOKです。(私もやめようかな…と思ったくらいです(笑))
色画用紙は綴りから切り離すだけでサイズがほぼ合います。
クリアホルダーはカッターで半分に解体します。下側のギザギザ部分は切り離します。私は、はさみで切りましたが、カッターでも良いので大体まっすぐになるように切ります。
そこから色画用紙に合わせてさらに切ります。色画用紙より横幅は2cmくらい短く、縦はほんの少しだけ短くなるように切ります。(縦部分は感覚でOKです。)
クリアホルダーの切れ端に両面テープを縦に6本くらい貼り、色画用紙の中央に位置するようにクリアホルダーの切れ端を貼り付けます。
そうしたら、左側の画用紙部分に3本、クリアホルダー切れ端はさっきと同じくらいの位置に6本、右側の色画用紙部分に3本両面テープを貼ります。
両面テープは本体側のほうだけ白い部分をカットして箱に張り付けます。
箱に張り付けるときは、本体側の底がまっすぐになるようにして貼りましょう。
蓋のほうが目に入りにくいので少し隙間があっても気になりにくいです。また、重さ的にも下に重心を置かないと蓋を開けたときに倒れる可能性が高くなります。これでチェストの中が空っぽでも蓋を開けて後ろに倒れず作ることができたと思っています。
蓋を箱に合わせて、かみ合わせがなるべくうまくいくように位置調整した後、蓋を開いた状態で上の両面テープの残りの白い部分を外して接着させます。
これで箱を確認すると正面から見て裏側の、蓋と本体境目が少し浮いた状態になりました。↓下の写真が後ろ側なんですが、赤い矢印の箇所、隙間がありますよね。これです。
このままだと後ろから見たときに不格好なので、黒マステで誤魔化します。(笑)
マステを画用紙横くらいの長さにして、左右数ミリはみ出るか、ほぼ一致する長さで切ります。そうしたら、マステの幅をその隙間くらいに合わせてさらに切り、スキマに張り付ければあまり違和感はなくなります。(これはマステが少々ギザギザになっても良いです。隙間は小さいのでシャーペンの芯等を利用してクリアホルダー部分にくっつけましょう。
※少々幅が少なくてもいいし、上からもう一回貼ってもいいし、大まかに黒く見えればOKです。
以上で完成です!
4.まとめ:作るときのポイントと注意点
・マステや両面テープは手でも切れますが、はさみを使ったほうが当然仕上がりはキレイになります。
・カッターの作業は本当に気を付けてください。立体の物を切るときは工作シートが使えないこともあります。大人でも油断は禁物です。
・ボンドがちゃんと乾くのを待つこと。(仕事や家事、宿題やゲームをしたりして待ちましょう。)
・面倒!やめたい!と思ったら、ここを乗り越えたら、その分キレイなチェストになると唱えて踏みとどまること(笑)
素材だけなら550円。道具を全部買っても1100円程度で作成できますが、まずは、家にあるものを確認して必要なものだけを買いましょう。
大抵1000円以下になるはずです。(はさみ、カッター、ふせんは持っていると思いますので。)
待ち時間を除けばそれほど時間はかかりませんでしたし、箱自体を段ボールや厚紙で作ってもできますので、色々工夫して作ってみてくださいね!
読んでくださって、ありがとうございます!
ここから以下は、作成の裏側みたいなものなので、興味のある方のみどうぞ~。
5.作成の動機
そもそも友人に贈り物をしよう!と思ったときに、何気ないものを送るだけだったので、何か面白いものにならないかなぁ…と思ったのがきっかけです。
コロナ禍もあって出かけられないし、マイクラ知ってる!家族でやってるよ~というのを以前聞いていたので、きっと貰った本人は中見のほうが嬉しいと思うけど、こんなの貰ったと話すことで家族でも楽しめるだろうし、マイクラのチェストと気づいてもらえたら、面白いかも…と作成に踏み切りました。
6.素材探し
100均素材を選択したのはメインプレゼントの包装の役割だったことが大きいです。
そもそもハンドメイドなので送る途中で壊れる可能性も、以前話した内容なので今はブームがすぎてマイクラに興味がない可能性も考えられます。100均素材で作れば価格も低めで捨てやすいだろうということも、お子さんが作りたい!と言いだしたときの費用も低めなので困りにくいだろうということも、自分の懐の痛みも少ない(笑)ことも想定して選択しました。
私の基本行動範囲にある100均のお店はダイソーとセリアです。
100均は好きなので徘徊していることはありますが、売り物は毎年変わっているし、店舗によって置いているものは違いますのでそれぞれ数件ずつ回り、プレゼントが入りそうで、なおかつ、チェストになりそうな物を探しました。ある程度キレイに作りたいし、労力も少な目にしたいし、画用紙を直線に切るのは意外と難しいので…。素材を探して回った結果、労力結構使ったかもしれません(笑)半分趣味みたいなものだし、新しい商品との出会いがありましたのでそこは無問題です。
靴下入れのプラのやつ(これなら紙貼るだけで行ける!)とか、収納ボックスとか、もちろん段ボールも対象として検討しました。
そうして確定したのが今回の材料です。
7.素材の代用や変更についてなど色々
(1)箱について
画用紙で作る場合は蓋と本体を切らずに作れるようにすると作業が減りますが、その分、耐久力に不安が出るのと、マステを貼るのが難しくなる可能性があり、今回は止めました。
この紙ボックスも切り離した場合と、切り離さない場合で一長一短ありますのでどちらが良いか選択していただければと思います。
マイクラのチェストと同じ柄にしたい方は用意した箱に合わせて印刷したものを使用しましょう。その際、サイズに合わせて拡大するとドットが荒くなります。シームレスな画像にするときれいになります。どちらを選択するかはお好みで。
画像が用意できないけど、このままはちょっと…という場合、100均の壁紙コーナーで好きな柄の木目調等のを貼っても良いですし、包装コーナーのクラフト紙を貼ってもよいと思います。
防水にしたいなら、透明系の窓に貼るタイプのものをさらに上から貼ると良いでしょう。
(2)金具部分について
カラーホイルおりがみは銀色なので、アルミホイルでもできそうだなと思いましたが、おりがみのほうがキレイに仕上がりそうだなと思って選択しています。
(3)箱サイズを大きくした場合のマステの貼り方
箱のサイズを変更した場合は少し重なるように貼れば良いと思います。(マステの大きいものはなかなかないので…。)
貼る順番は切り口部分に真ん中が来るように一回。次に外側と内側を一回ずつにするとマステがキレイに貼れると思います。
(4)チェスト付きトロッコにしたい!と言う場合
紙ボックスのサイズが同じ場合に限り、ダイソーさんのガーデニングコーナーにある、植木鉢を置くためのコロコロつきのものがちょうどよいサイズです。黒くて四角いやつを買って、画用紙の灰色、もしくは銀色のものを同じくダイソーさんで購入すればトロッコ部分は四角い箱を作ってくっつけるだけで、チェストを乗せて転がせるものが出来上がりそうです。
私は作ったことはないけれど、材料のみ検討しましたので試したい方、お子さんにねだられて困っているという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!